上下水道配管は地下、地上のあらゆるところを走っています。

直径1mのものや25mmのもあります。この配管に亀裂が入って、水の圧力でついには破断に至り、こうなると地下を走っている配管の場合、土砂を押しのけて噴出し続け道路が陥没してしまい、断水の他に通行止めと2重3重のトラブルとなります。従来はこういう事態になると大元の浄水場の弁を閉めることになり、大規模断水状態にして配管を交換するという事態に陥っていました。不断水工法は弁を閉めることなく水が流れた状態を維持したまま配管を交換するものです。

発想は水は凍るということであり破断した配管の上流側の水を凍らせて、氷の弁を締め切った状態にするということです。先ず凍らせる部位をブロックすることから始まり、ブロックした部位に液体窒素を気化させて噴き当てます。窒素の温度は-196℃ですので当然水は配管内部で凍りだしますが、流れがあるのですぐというわけではありませんが確実に凍ります。

この状態では水が流れてきませんので破断した配管を交換でき、工事が終わったら窒素の噴き掛けを止めれば自然に上流からの水により氷が溶けて水が流れます。このように不断水工法は従来のように大規模な工事を伴うことがなくなり、特別な免許も不要であり誰でもできますので、一般家庭に断水という迷惑をかけることも極力抑えられます。不断水工法を取り入れればスマートな配管交換工事になり、工事の伴う道路通行制限時間の短縮にもなります。

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