かつて昔は水道工事の際に断水して工事を行うことがよくありました。

断水の影響が長時間かつ広範囲に及ぶこともあり、特に夏場に実施された場合は大変でした。しかし生活水準が高くなった現代の日本において断水を伴う工事を実施することは難しくなりました。そこで考案されたのが不断水工法になります。この不断水工法は水を断水せずに工事を行う施工方法です。

この方法であれば、現場周辺の家庭では文字通り断水の影響を受けません。また工事業者にとっても、各家庭への断水周知や給水車手配が不要になる等、メリットが大きいです。それだけではなく、工事時間短縮や工事費削減の効果もあります。

工事方法も簡単で安全です。専用バルブを本管に接続し穿孔機で穴を空け、すぐにバルブで閉鎖して工事へ取り掛かります。工事が完了した後はバルブを開放し工事が終了します。本管を穿孔機で穴を開ける際に出る削りカスは、水圧で分岐管接続方向へ押し出されるため本管には入りません。他にも低温媒体で水を凍結させて栓をして工事をする凍結工法という工事方法もあります。

しかし、この工法は一部注意点があります。各家庭への断水周知が行われずに工事をするため、万一工事結果に不具合があっても周辺住民が不具合に気づきにくいという点です。周知がされていれば工事後に意識して水の確認をする家庭も多くなりますが、この工法は気付きが遅れてしまうことがあります。そのため、不断水工法をする場合でも念のため周知する工事業者もいます。

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